2024年1月現在、日本の人口は着々とその数を減らし、今は約1億2409万人。
前年比で約66万人減少していて、2015年からこの減少傾向は続いています。
世界で12番目の人口規模の大国ではありますが、自身がその統計を注視してからも3ランク落としています。
世界的には人口は増え続けているので日本で起こっている事は、世界のトレンドとはいささか異なる状況と言えます。
この背景には少子高齢化という社会問題があって、作っては捨てるを繰り返す過度な経済資本主義が長く続いた末におきたと私は考えております。
多くの人々が自身の生活しか守れないと考えるようになった末の副産物。
ただ少子高齢化や人口減少が必ずしも悪だとも、私は思いません。
ただ、そこで未来に不安を抱き、ネガティブな思想が広がってしまう事は不幸だとは思います。
多くの人が幸せを感じながら過ごせば良いのであって、人口減少は個人の精神世界にとっては外的要因や条件でしかなく、それを確定する〇〇に値しない。
質×量で決まるGDPも下がるので、国際的にも日本はマーケットとしての魅力を失っていくわけですが、それも見える世界で起こっているだけの事。
肝心なのは、そうした背景でも幸福を感じられる自身であるか否かなのだと思います。
とはいえ、のほほんとしてて良いわけでもありません。
ろくすっぽ住むとこない、着るものない、食うものないで、ただ思い込みだけで幸せになれっていうのはさすがに乱暴でしょう。
個人レベルでは、ちゃんと対策たてていかないと悲しい思いをすることになります。
だから、まず何が起きているのかをちゃんと俯瞰的に見て認識をするところから始めましょう。
今のこの国は、戦時中と同じような社会病理的な心理規制が働いていると私は感じています。
第二次世界大戦の終盤、日本は敗戦濃厚になりました。
それに対して後退戦を進言するリーダーもいたと伺っています。
でも、そのまともな事を言っている人の意見は踏み潰されました。
「何を言うか、この非国民めが!我が国が負けるわけないのだ!」と。
結果、日本には2つもの原子爆弾が落ち、世界で唯一の被爆国となりました。
しかし、今も政治家が少子化に言及すると事実を直視した本質的な議論ではなく、重箱のすみっこつつくような揚げ足をとる人がいます。
例えば「女性が子供を生まないから…」と言う意見を述べると「女性は生産のための道具じゃない!」とか「男女差別だ!」とか言って事実は置き去りにし、本質的な議論から逃げていきます。
大事なのは本質的な議論をする事なのに、その議論を踏み潰して、考えないようにしてしまう。
配慮のない言い回しに問題を感じるのももっともなのですが、事実を直視せず議論の核心はさけ「非国民めが!」って言ってた人達とあまり変わらないと考えます。
まるで、みんなが爆弾が落ちてくるのを待ってる。そう感じます。
戦時中、爆弾落ちてきてる最中、テーブル囲んで、「さて、これは誰の責任?」なんて議論はしません。
「とにかく逃げろー!」ってなるでしょう。
そのタイミングを待ってるかのようです。
誰の責任にもできなくなるタイミングを。
みんなで。
それ自体は集団心理なので一人の価値観で動かせる代物ではないでしょう。
ただ、そういう事が起こっているとわかってれば、自身の行動をどうコントロールするかは変えられます。
どれだけ自分の頭で考えて、具体的な準備をしていくかで自身の未来が変わってしまう。
だから日々学び、考え、行動に移す癖をつけていかなければなりません。
学びは情報を正しく受けとる自身の軸を作ることに繋がります。
インターネットが普及して、誰の校閲も入らない情報が出回り、それ以前の約500倍もの情報が個人に入るようになったと言われています。
その中にはたくさんのフェイクや誰かを傷つけるかもしれない配慮を欠いた発信も転がっています。
それをきちんと見極めて判断できる軸を学びの中で養っていかなければなりません。
考える事で自身が起こすべき行動の指針ができます。
学び得た情報をただインプットして終えるのではなく、自身の中で噛み砕いて、何を行動として移すべきなのか、アレンジしていきましょう。
そして、行動にする事でなにかしらの変化を自らが起こす。
これができなければ結論何も変わりません。
ただ流されてただけの状態より、さらにひどいとさえ言えるでしょう。
人口減少社会に加えて、一度におきた情報革命で、誰も予測しえない未来が広がっています。
その中でも、ただ流されるではない自らの人生を一人一人にしっかりと掴んで頂きたい。
施設入居をするご本人様もご家族様も、、、
施設探しをお手伝いさせて頂く中で、そんな事を思う店長でした。